mifuyun’s 障がいのある子を育てるDays

ちょっと聞いたことがない遺伝子疾患がある娘P子を育てる日々のDiary

就業技術科の生徒、手帳が取りたい②

~①からの続き

本当は、P子が将来社会生活をなんとか送れるようにするため、あー言ったり、こーやったり、直接相手しながら日々考えたことを綴っていきたいのですが、

手帳取得のような、環境面の調整に追われる日々もまた、障がいのある子を持つ親の現実ですね。

 

さて、障害者雇用枠で就労するため必要な障害者手帳について補足しておきますと、P子が取ろうとした「療育手帳」の他に、「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」も、対象です。

P子は知的障害者特別支援学校・就業技術科の生徒なので、「精神障害者保健福祉手帳」はまだしも、「身体障害者手帳」はさすがに関係ないように思われますが、実際の生徒さんの中には、難病の遺伝子疾患や重複障害の方もいらっしゃるので、対象となる方もいらっしゃるかもしれません。

P子も、生まれつき右目が見えないというハンデがあるので念のため検討してみましたが、左目が一般的な視力を有しているため、視覚障害として、「身体障害者手帳」は取得できませんでした。

よって、

取得に向けて動くとすれば、①(再度)「療育手帳」 ②「精神障害者保健福祉手帳」となります。

 

同級生ママ友にも、「うちはIQが80あったので療育手帳は難しかったけれど、自閉症スペクトラム障害のほうで精神障害者保健福祉手帳を取得しているの。更新が2年に1回だから、大変だけど…」と教えてくれた方がいました。

その時は、(P子も、「療育手帳」を取れなかったら、手帳としては最終的にはこれなのかな)と思いながら聞いていました。

 

①は、また児童相談所に申込むだけ(かつ取得できる可能性も薄い)ですが、

②は、P子が「精神障害者福祉手帳」を取得できるのかどうか、精神科を受診して相談しなければなりません。

 

まずは、②に向けて動きました。

就業技術科受験の際に「医師診察記録」を書いてくれた児童精神科の先生には、小学校の時からとてもお世話になりましたが、対象が中学生までの専門外来なので、紹介状を書いもらい、転院することになりました。

もともと遺伝子疾患があったり、片目盲だったりするP子について、説明しやすい精神科がいいなあと思い、大学病院の遺伝子疾患の主治医の先生から院内紹介してもらった精神神経科を受診することにしました。

 

先日初診し、P子のこれまでの経緯や現況について相談した結果、

療育手帳は2回申請してみて取得できなかったのなら今後も難しいだろうこと、

精神障害者保健福祉手帳のほうは、継続受診してP子を診ながら、その上での判断とはなるけれど、境界知能+発達障害があるということで、取得可能だろうと教えてくださいました❕

 

手帳を受けるためには、初診日から6カ月以上経過していることが必要なのですが、高等部在学中には手帳取得が叶いそうです。

これで障害者雇用枠の企業就労に向けた現場実習に送り出せる形式が整う見込みが立ちました。後は、しっかり職業に関する専門教科を学習して、P子なりに社会を渡っていくスキルを高めていってほしいなと思います。

👏👏👏